2008年10月25日土曜日

ファッション雑感

 実はこのところ、海外へ出張しておりブログはしばし休憩という状態であった。行った国は中国。私にとっては、初めてのアジア大陸上陸だったのだ。聞く、見るということと実際に行ってみるということは全く違う。中国の経済の様子も実感できた。庶民感覚的には、世界を取り巻く今の経済状況に関しては、ほとんど関心が感じられなかった。来年になれば、また給料は一割位あがるのだろうという感覚である。
 中国の若い女性はスタイルの良い人が多い。とにかく手足が長いのだ。スタイルは良い人が多いと感じた。ファッションも若い女性は日本の若い女性と同じようなファッションだ。当然、茶髪にしている女の子も多い。文化大革命当時を知る我々の世代から考えると信じられないような姿だった。男性のファッションはというと、う~ん、、、という印象。ちょっとおしゃれかなと思う人はコーデュロイのジャケットを着ている人が多かった。が、着こなしはイマイチ。
 今回の訪問は、「世界弾丸トラベラー」状態だったので、本当にごく一部にしか触れることができなかった。私が感じた印象が全てを物語るものではないだろうと思う。どういう国であるかは、良くわかったので、また近いうちに訪問したいと思っている。
 今回の旅行を通じて、少し自分の時間を持つことができた。今、書き綴っているブログについても少し考えてみた。世界は今、大変な金融恐慌にある。しかもその実態がわからないというのだから、恐ろしい。今回の米国発の金融恐慌は巷間で言われているようにバブルであると思う。ただ、日本の場合とは少し違うのだろう。あの時に苦しんだのは日本だけだったのだ。
 金融工学というエンジニアである私から見ても奇妙な学問によって作られた金融商品。イメージとしては、私は激流を感じる。スリル満点の川下りの旅だ。本当は全ての物事の考え方というものは激流ではなく、ゆっくりと川下に流れる大河のようなものであるべきではないのか。これからは、Sustainableという価値観が重要なのではないかと思う。大量消費ではなく、愛着を感じさせる質の良いものを長く使うという考えが中心になるのではないか。
 ファッションにおいてもやはり同じような価値観を感じる。上質なベーシックアイテムとワンポイントアクセントを組み合わせた嫌味のない落ち着いたファッションが私は好きだ。ベーシックなアイテムとワンポイントになるアイテムとのコーディネーションをコンセプトとして私の大人の服飾に対する考えを紹介させていただきたい。

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